■ ID | 906 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | Investigation of 1,4-dioxane originating from incineration residues produced by incineration of municipal solid waste |
■ 著者 | Taku Fujiwara
高知大学農学部 Toru Tamada 高知大学農学部 Yasundo Kurata 埼玉県環境科学国際センター Yusaku Ono 埼玉県環境科学国際センター Tomohiro Kose (独)国立環境研究所 Yoshiro Ono 岡山大学大学院 Fumitake Nishimura 京都大学大学院 Kunio Ohtoshi 高知大学農学部 |
■ 出版元 | Elsevier |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | Chemosphere, Vol.71, Issue 5, 894-901, 2008 |
■ 抄録・要旨 | 1,4-ジオキサンは、その毒性や難分解性、また水に対する溶解性が高いこと、さらに環境中での移動が容易であることから関心がもたれている。同物質は最終処分場浸出水中に高濃度で検出されることが報告されているが、その起源については明らかとなっていない。
38箇所の一般廃棄物最終処分場浸出水中の1,4-ジオキサン濃度を調べた結果、2箇所の浸出水から高濃度で検出された。この最終処分場に埋め立てている焼却残渣等を排出した3カ所の焼却施設について焼却残渣等を採取して試験したところ、飛灰が1,4-ジオキサンの起源である可能性が高いこと、飛灰を加熱脱塩素化装置で処理することにより含有量を低下させることが可能であることが判明した。また、飛灰を繰り返し水洗することにより除去することが可能であることが実験的に示された。 |
■ キーワード | 飛灰、焼却、埋立地、浸出水、1,4-ジオキサン、都市ごみ |
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